連載
SDGsは持続可能な開発目標として17項目を掲げているが、そのなかのひとつに「住み続けられるまちづくり」がある。住み続けられるまちにするためには住民同士の豊かなコミユニティと、住民の地域に対する深い愛着が育つまちでなければならない。しかし、日本…
住宅供給事業者が住宅購入者の住まいに対する感性に注目し始めた。 たとえば積水ハウスは8月24日から10月7日までの限定で、顧客自身が〝自分の感性に気付く場〟とすべく6つのモデルハウスを茨城県つくば市に展示する。 これは一般的な住宅展示場のように大…
不動産業界のデジタル化、DX(デジタル・トランスフォーメーション)が着々と進んでいる。業務を効率化し、それによって新たに生み出された時間で顧客とのコミュニケ―ションを深めたり、蓄積されたデータを活用してビジネスモデルの変革を行っていくことが不…
今回は「槇文彦(まきふみひこ)」設計の建築を見ていきましょう。東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線の「表参道」駅が最寄り駅で、東京都港区南青山5丁目の「スパイラル:1985(昭和60)年築」です。骨董通りや青山学院大学方面出口を出てすぐのところ…
今回は「菊竹清訓(きくたけきよのり)」設計の建築を見ていきましょう。JR総武線「両国」が最寄り駅で、東京都墨田区横網1丁目の「江戸東京博物館:1993(平成5)年築」です。 5月下旬に現地を訪れましたので、隣の両国国技館は大相撲夏場所の終盤で盛り…
今回は日建設計工務(株)(現、(株)日建設計)の「林昌二(はやししょうじ)」設計の建築を見ていきましょう。 東京メトロ東西線「竹橋」が最寄り駅で、東京都千代田区一ツ橋1丁目の「パレスサイドビル:1966(昭和41)年築」です。 ここは駅直結のビルで、…
今回も「丹下健三」設計の建築を見ていきましょう。JR、東京メトロ「新橋」が最寄り駅で、東京都中央区銀座8丁目の「静岡新聞ビル:1967(昭和42)年築」です。 新橋駅銀座口を出ると、東京高速の高架越しに見えます。高架(銀座ナイン)をくぐった先にあり…
今回は「丹下健三(たんげけんぞう)」設計の建築を見ていきましょう。東京メトロ有楽町線「護国寺」または「江戸川橋」が最寄り駅で、東京都文京区関口3丁目の「東京カテドラル(聖マリア大聖堂):1964(昭和39)年築」です。 文京区は坂が多いところです…
今回は「谷口吉郎(たにぐちよしろう)」設計の建築を見ていきましょう。都営三田線「日比谷」または東京メトロ有楽町線「有楽町」が最寄り駅で、東京都千代田区丸の内3丁目の「国際ビルヂング_帝国劇場:1966(昭和41)年築」です。 皇居のお堀端にあり、N…
今回は「吉阪隆正(よしざかたかまさ)」設計の建築を見ていきましょう。東京メトロ丸ノ内線、JR中央線「御茶ノ水」または「水道橋」が最寄り駅で、東京都千代田区神田駿河台の「アテネ・フランセ:1962(昭和37)年築」です。 水道橋駅からのアプローチの方…
今回は「坂倉準三(さかくらじゅんぞう)」設計の建築を見ていきましょう。JR中央線、東京メトロ東西・有楽町・南北線「飯田橋」が最寄り駅で、東京都新宿区市谷船河原町の「アンスティチュ・フランセ東京(旧東京日仏学院):1951(昭和26)年築」です。 飯…
今回は「白井晟一(しらいせいいち)」設計の建築を見ていきましょう。東京メトロ日比谷線「神谷町」が最寄り駅で、東京都港区麻布台の「NOAビル:1974(昭和49)年築」です。 神谷町駅の近くにはFRKさんがありますが、そちらには向かわず、桜田通りを4~5…
今回は、前回に引き続き、大阪発祥のスーパー・ゼネコン関連の建物です。御堂筋沿いで「本町」駅すぐのところに建つ「御堂ビルディング(竹中工務店)」です。 竹中工務店は1610年、名古屋で創業とありますので発祥地は厳密には名古屋ですが、本店を明治期に…
今回と次回は、前回の大阪シリーズを引き継いで、以前訪れたことのある建築を見てみましょう。大阪発祥のスーパー・ゼネコン関連の建物を2回に分けて取り上げたいと思います。 「北浜」と「天満橋」の間に建つ「ルポンドシエルビル(大林組旧本店)」(中央…
今回は、No.14「明治屋京橋ビル」、No.33「鶴舞公園」、No.27「日本橋野村ビル旧館」で触れました「大阪」での建築を見ていきましょう。3件とも堺筋沿いです。 まずは、「堺筋本町」駅が最寄りの「風蘭ビルディング(旧明治屋南本町ビル):中央区南本町2…
今回は「明石信道(あかししんどう)」設計の建築を見ていきましょう。JR新宿駅東口のすぐそこにある「安与(やすよ)ビル」(新宿区新宿3-37-11)です。前回の「紀伊國屋書店」で新宿駅東口に来たので立ち寄りました。 八角形の独創的な外観デザインです。…
今回も「前川國男」設計の建築を見ていきましょう。東京都新宿区新宿三丁目の「紀伊國屋ビルディング(書店)」です。 建物や設計者の意図は、写真の中の説明書きをご参照ください。説明書きにもあるとおり、皆様の中でも待ち合わせ場所に使われたことがある…
今回からは「前川國男(まえかわくにお)」設計の建築を見ていきましょう。東京都台東区、JR「上野」駅の公園口の前にある「東京文化会館」です。 前川國男は、No.3でも書いたとおり、「ル・コルビュジエ」に師事した建築家です。東京文化会館の建物デザイン…
今回は大正時代から戦前の昭和期の建築家「遠藤新(えんどうあらた)」設計の建築を見ていきましょう。東京都豊島区、「池袋」駅が最寄りの「自由学園明日館(みょうにちかん)、および明日館講堂」です。 明日館の設計は、かの「フランク・ロイド・ライト」…
今回は第3世代の建築家「内藤多仲(ないとうたちゅう)」設計の建築を見ていきましょう。名古屋市中区錦3丁目、「栄」駅および「久屋大通」駅の間に建つ「中部電力MIRAI TOWER(旧名古屋テレビ塔)」です。 ここも愛知県不動産コンサルティング協議会・理事…
今回は第2世代に戻って、名古屋を代表する建築家「鈴木禎次(すずきていじ)」設計の建築を見ていきましょう。市営地下鉄鶴舞線、JR中央本線「鶴舞」駅前の「鶴舞公園」(名古屋市昭和区鶴舞一丁目)です。 愛知県不動産コンサルティング協議会・理事会の際…
今回も「村野藤吾」設計の建築を見ていきましょう。東京メトロ有楽町線「麹町」駅が最寄りの「麹町ダイビル」(東京都千代田区麹町)です。上智大学の裏手に位置し、当センターからも歩いて行けます。 エントランスのある正面は間口が狭いものの道路に沿って…
今回も「村野藤吾」設計の建築を見ていきましょう。大阪・船場の「輸出繊維会館」(大阪市中央区備後町)です。 外観はご覧のとおり、装飾をそぎ落としたシンプルな白い建物です。エントランスからエレベーターホールにかけての壁面は、逆にカラフルなタイル…
今回は「村野藤吾(むらのとうご)」設計の建築を見ていきましょう。JR総武本線「新日本橋」駅が最寄りの「近三ビル(旧森五商店ビル)」(東京都中央区日本橋室町)です。 きんさんビル、と読むようです。「三越前」駅や「神田」駅からも近く、No.5「日本銀…
今回は「高橋貞太郎」設計の建築を見ていきましょう。東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅が最寄りの「日本橋高島屋(旧日本生命館)」(東京都中央区日本橋)です。当初の設計は高橋貞太郎のほか「片岡安、前田健二郎」が参画しているようです。また増築…
今回は第2世代となる「佐野利器(さのとしかた)」と佐野が目を掛けたといわれる「高橋貞太郎(たかはしていたろう)」設計の建築を見ていきましょう。東京メトロ・都営「神保町」駅が最寄りの「学士会館」(東京都千代田区神田錦町)です。 すぐ隣のビルに…
引き続き「安井武雄」設計の建築を見ていきましょう。今回は東京・日本橋の袂にある「日本橋野村ビル旧館」(東京都中央区日本橋)です。 日本橋が架かる中央通りから見ると間口があまり広くないため、これまではスケール感があまりない印象でしたが、結構奥…
今回は第3世代といわれる建築家、「安井武雄(やすいたけお)」設計の建築を見ていきましょう。御堂筋に面し「淀屋橋」と「本町」の中間にある「大阪瓦斯ビルディング」(大阪市中央区平野町)です。 水平ラインが特徴的で、建物コーナーの曲面処理とともに…
今回は第3世代といわれる建築家、「渡辺仁(わたなべじん)」設計の建築を見ていきましょう。東京・銀座4丁目角にある「和光ビル(旧服部時計店)」です。 前回取り上げた渡辺節が「西(関西)の節」、今回の渡辺仁が「東(関東)の仁」と当時、並び称され…
今回は第3世代といわれる建築家、「渡辺節(わたなべせつ)」設計の建築を見ていきましょう。大阪・船場にある「綿業会館」(大阪市中央区備後町)です。 近代大阪の発展の象徴である紡績業による栄華のシンボルといわれているらしいです。繁盛した繊維問屋…