今回は「菊竹清訓(きくたけきよのり)」設計の建築を見ていきましょう。JR総武線「両国」が最寄り駅で、東京都墨田区横網1丁目の「江戸東京博物館:1993(平成5)年築」です。
5月下旬に現地を訪れましたので、隣の両国国技館は大相撲夏場所の終盤で盛り上がっていました。残念ながら、現在、改修工事中で囲われていましたが、巨大なピロティ形式の外観は確認できました。工事は2025年度まで続くようです。
菊竹清訓は、丹下健三や黒川紀章、槇文彦(次回取り上げます)らとともにメタポリズムを主張していた建築家の一人です。実際に新陳代謝が可能な建築として、自宅で具現化しています。No.23の鳩山会館の近くにある「スカイハウス(文京区大塚1丁目)」がそれです。
斜面地に建っていて、写真では少し分かりづらいかもせれませんが、建築当初より1階から下へ建物を増加させているようです。
No.3で取り上げた「伊東豊雄」の師匠でもあります。令和5年7月には、日経新聞の末尾「私の履歴書」を伊東豊雄が綴っていました。