連載
今回は第3世代の建築家といえる「岡田信一郎(おかだしんいちろう)」設計の建築を見ていきましょう。東京都千代田区丸の内の馬場先門前にある「明治生命館」です。アメリカン・ボザールともアメリカン・ルネサンスともいわれる様式です。 ご覧の通り、まさ…
今回は第2世代の建築家といえる「横河民輔(よこがわたみすけ)」設計の建築を見ていきましょう。東京駅丸の内北口前にある「日本工業俱楽部会館旧館」です。 建物はセセッション様式とのことです。建物正面上部の男女の像は、男性がハンマーを、女性が糸巻…
今回は第2世代の建築家といえる「武田五一(たけだごいち)」設計の建築を見ていきましょう。東京都文京区本郷の「求道学舎、求道会館」です。東大正門前から本郷通りを西に外れて少々入ったところにあります。 「武田五一」は京都を中心に、前回の野口孫市…
今回は、第2世代の建築家といえる「野口孫市(のぐちまごいち)」、「日高胖(ひだかゆたか)」設計の建築を見ていきましょう。大阪中之島の「大阪府立中之島図書館」です。 野口孫市は住友家と縁が深く、住友関係の建物を多く設計しています。この図書館も…
前回に続き、今回は「馬車道」駅と隣の「日本大通り」駅付近にある近代建築を見てみましょう。馬車道駅付近には、建築家の第2世代と呼ばれる「遠藤於菟(えんどうおと)」設計の「横浜第2合同庁舎(旧生糸検査所)」があります。建物の解説は写真の中にあり…
今回も「妻木頼黄」設計の建築を見ていきましょう。神奈川県中区南仲通、みなとみらい線「馬車道」駅が最寄りの「神奈川県立歴史博物館(旧神奈川正金銀行本店本館)」です。 みなとみらいにあるスコア協議会員の法人さんを訪問した際に寄り道をしてきました…
今回は「妻木頼黄(つまきよりなか)」設計の建築を見ていきましょう。東京都北区、京浜東北線・南北線「王子」駅が最寄りの「旧醸造試験所第一工場」です。 駅中央口を飛鳥山公園側に出て、都電の走る明治通りから石神井川右岸沿いの道を進み、左に折れて少…
媒介報酬の自由化はいずれやってくる。すでに東京では10億円以上もするような新築マンションが売れている。何億円で売ろうと規制はない。当然である。流通市場の仲介サービスも同じである。より高度なサービスを求める人たちに、これまでなかったような質の…
宅建マイスターや公認 不動産コンサルティングマスターにはコンプライアンス意識はもちろん、〝依頼者ファースト〟を実現するためには、今やかなり幅広い知識が求められる時代になった。特にコンサルティングマスターの場合は、不動産に関する深い知識と同時…
㈱セゾンリアルティ代表取締役会長の竹井英久氏は言う。 「不動産業は拡大には強いが、縮小には弱い。大都市は最開発エネルギーが強くまだ成長産業だが、気になるのは地方での不動産分野の担い手がどうなるかだ」 地方では価格が下落して仲介料がほとんど出…
さらに、よくあるケースとして、施主が施工業者の行ったとする追加・変更工事について事前に聞かされていないとして報酬の支払義務を争うケースも多くあります。 この点、営利事業者である施工業者が施主の指示もなく報酬の取り決めもないまま自ら追加・変更…
ところで、問題となっている工事について設計図面や見積書に含まれていなければ常に本工事に含まれないことになるかというと、必ずしもそうではありません。 設計図面や見積書には記載されておらず、一見して本工事には含まれないように見える工事であっても…
建築紛争において、追加・変更工事を巡るトラブルは最も典型的な紛争の一つです。建物新築やリフォーム工事を依頼する施主の立場でいえば、工事開始後に思わぬ追加・変更工事費用を請求されたり、建物完成後に未払いの追加・変更工事費用があるとして建物引…
2015年の宅建業法改正で従来の宅地建物取引主任者の呼称が「宅地建物取引士」に変わり、いわゆる〝士業〟になったといわれている。弁護士、医師、税理士などがその代表格として知られている。 では、そもそも〝士業〟とは何か。国民からの信頼を得るため…
今回も「曾禰達蔵」設計の建築を見ていきましょう。東京都文京区音羽、有楽町線「護国寺」駅が最寄りの「講談社」です。 隣が警察署で、一瞬役所関係の建物かと思えなくもないのですが、壁面の大きな垂れ幕と正面玄関前の道路沿いの掲示板から、講談社である…
前回取り上げた「既成市街地等内にある土地等の中高層耐火建築物等の建設のための買換え及び交換の場合の譲渡所得の課税の特例」(租税特別措置法第37条の5)の適用対象は、「特定民間再開発事業の施行地区内における中高層耐火建築物への買換え」(以下「中…
今回も「曾禰達蔵」設計の建築を見ていきましょう。東京メトロ銀座線「京橋」駅が最寄りの「明治屋京橋ビル」(東京都中央区京橋)です。 37年前、私が入社した前職のマンション・デベは、かつて八重洲2丁目にあり(現在の東京ミッドタウン八重洲の中のほん…
「賃貸住宅の管理業務の適正化に関する法律」(管理業法)が21年6月に完全施行されてから2年余が経過した。当初、不動産業界の管理業法に対する反応は穏やかなものだった。2本立ての一つ、サブリースを悪用する不良業者に対する規制は当然だし、もう一方の管…
「特定民間再開発事業」に係る買換えが「既成市街地等内にある土地等の中高層耐火建築物等の建設のための買換え及び交換の場合の譲渡所得の課税の特例」(租税特別措置法第37条の5)の対象となったのは昭和59年度からです。この条文の見出し自体、このとき…
今回からは、工部大学校1期生の「曾禰達蔵(そねたつぞう)」設計の建築を見ていきましょう。大阪の「北浜」駅が最寄りの「三井住友銀行大阪中央支店」です。 銀行建築らしい建物ではないでしょうか。
毎年行われる税制改正は、12月下旬の閣議で決定される「税制改正の大綱」が基になっています。これに基づく改正法案が翌年1月に召集される通常国会に提出され、可決・成立を経て年度末に公布、多くの改正規定は4月1日から施行されることになります
引き続き、「片山東熊」設計の建築を見ていきましょう。「上野」駅が最寄りの「東京国立博物館 表慶館」です。
引き続き、「片山東熊」設計の建築を見ていきましょう。今回は京都の京阪本線「七条」 駅が最寄りの「京都国立博物館 明治古都館」です。目の前にはバス停があり、バスも便利です。
購入金額などが不明だが、概算取得費(譲渡収入の5%)で計算すると税額が大きくなってしまうのでこれを避けたいといった場合、どうすれば概算取得費よりも多くの取得費がかかったと証明できるのか。税理士などのサイトの多くでは、国税不服審判所のある裁…
一生に一度しか家を買わないのに、それを「終の棲家」と呼ぶのもおかしな話だ。本来なら何度か住み替えて、ここが最期を迎えるにふさわしい家だと思い定めてこその話ではないだろうか。日本は20代や30代の若いときに買った家にそのまま一生住み続ける人たち…
今回からは、辰野金吾と同じく工部大学校第1期卒業生の、「片山東熊(かたやまとうく ま)」設計の建築を見ていきましょう。 今回は東京「四ツ谷」駅が最寄りの「迎賓館・赤坂離宮」です。
引き続き、「辰野金吾」設計の建築を見ていきましょう。今回は福岡市「天神」駅が最寄りの「福岡市赤煉瓦文化館」(旧日本生命九州支店)です。
引き続き、「辰野金吾」設計の建築を見ていきましょう。今回は京都の「烏丸御池」駅が最寄りの「京都府京都文化博物館別館(旧日本銀行京都支店)です。大阪から帰る途中、寄り道をしてきました。 辰野金吾は駅舎とともに、No.5の日銀本店はじめ、No.6の日本…
不動産の税制について調べていると、「えっ、こういうことだったの?」といった規定に出くわすことがあります。すぐに思いついたこととして「取得費」を取り上げてみます。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」――大企業の入社式を見ていると、どうしてもこのことわざを思い浮かべてしまう。これは大企業に属したことがない筆者の僻みかもしれない。事実「寄らば、大樹の陰」ということわざもある。 ただ、チャットGPTなど昨今のAI…