今回は、第2世代の建築家といえる「野口孫市(のぐちまごいち)」、「日高胖(ひだかゆたか)」設計の建築を見ていきましょう。大阪中之島の「大阪府立中之島図書館」です。
野口孫市は住友家と縁が深く、住友関係の建物を多く設計しています。この図書館も元々は住友家の発注によって建築したものを寄付されたものらしいです。柱頭(キャピタル)はコリント式で、立派なペディメントの図柄は何でしょうか。中央ドーム下のホールと階段も、重厚感があって良い雰囲気です。
野口孫市は、アメリカに調査に出かけており、当時のアメリカの建築に強く影響を受けているそうです。