今回は第2世代の建築家といえる「武田五一(たけだごいち)」設計の建築を見ていきましょう。東京都文京区本郷の「求道学舎、求道会館」です。東大正門前から本郷通りを西に外れて少々入ったところにあります。
「武田五一」は京都を中心に、前回の野口孫市と同様、主に関西で活躍した建築家です。英、独、仏への留学により、当時流行していたアール・ヌーボーや、セセッションを日本に伝えたといわれています。
「求道学舎」は、2008年、リノベーションにより日本建築学会賞に選ばれていますが、これを進めたのが、当センターにてエバリュエーション専門士の講師や専門教育の講師を担っていただいている㈱アークブレイン代表の「田村誠邦」先生です。
求道学舎は、コーポラティブ方式の区分所有集合住宅(敷地は定期借地権)であり私有地のため、立ち入りは出来ませんのでご注意下さい。詳細は、株式会社アークブレインのホームページをご参照下さい。
求道学舎リノベーション住宅 | 株式会社アークブレイン (abrain.co.jp)
「求道会館」については、写真の中に東京都の解説がありますので、ご参照ください。
同会館では、イベントや月に一度ほど公開日(原則、第4土曜日13:00~14:30)がありますので、内部をご覧になりたい方は事前に確認してください。
また、斜め前には木造建築の味わいのある旅館、鳳明館(森川別館)があります。本館、台町別館は、少し離れた菊坂下から少し上がったところにありますので、併せてご見学をどうぞ。