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建築散歩!No.11「京都国立博物館 明治古都館」~マスターと共に歩む、街歩きを兼ねた建築物の探訪~

建築散歩!No.11「京都国立博物館 明治古都館」

引き続き、「片山東熊」設計の建築を見ていきましょう。今回は京都の京阪本線「七条」駅が最寄りの「京都国立博物館 明治古都館」です。目の前にはバス停があり、バスも便利です。

こちらも大阪出張の帰りに寄り道です。この建物はフレンチ・バロック様式の平屋建てです。入口の係員の方に聞いたところ、耐震調査などにより、しばらくの間(開館時期未定)は閉館で内部での展示や見学は出来ないとのことでしたので、写真も外観だけです。

個人的には、外観のなかでも建物正面のペディメント(西洋建築の切妻屋根の妻側下部と水平材に囲まれた部分/日本建築でいう「破風」)を見てみたかったので、寒空の中それでも見学しました。

ここにある装飾は、伎芸天(ぎげいてん)と毘首羯磨(びしゅかつま)という仏教世界の美術工芸の神様が彫刻されています。右側の伎芸天は学問や芸術をつかさどる神様で、手には巻紙と筆を持っています。左側の毘首羯磨は工芸や建築をつかさどる神様で、手には鑿?とハンマーを持っています。

聞くところによると、これは「設計と施工」を表しているのではないかとのこと。日本では江戸時代までは、大工の棟梁が両方の最高責任者でしたが、明治期に西洋建築が入ってきた際、設計と施工は別々のものという考え方であったため、それを表現しているのではないかとのことです。

道路を挟んで、目の前は「三十三間堂」ですので、ついでに見学してみました。お時間があれば、智積院、豊国神社、方広寺などが隣接していますので、ご一緒にどうぞ。

建築散歩!No.11「京都国立博物館、明治古都館」
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