引き続き、「辰野金吾」設計の建築を見ていきましょう。今回は、堺市の南海電鉄本線の「浜寺公園」駅舎です。
難波駅から特急を乗り継いで約20分、各駅停車で約30分です。
現在、高架化工事が進んでいる為、改札口は別途設けられていました。辰野金吾の設計した公共の建物では、最も小さいものではないでしょうか。東京駅よりも古く、明治時代に建築された木造駅舎です。
遠目にはちょっと気づき難く、壁面部分は全体に白く見えますが、「ハーフティンバー」の部分が淡いブルー色とグレー色に塗り分けられていて、屋根にはしっかり「ドーマー窓」が付けられています。なかなかおしゃれな駅舎です。
浜寺公園は駅の目の前で、当時は海水浴場(リゾート)だったようですね。