今回は第3世代といわれる建築家、「渡辺節(わたなべせつ)」設計の建築を見ていきましょう。大阪・船場にある「綿業会館」(大阪市中央区備後町)です。
近代大阪の発展の象徴である紡績業による栄華のシンボルといわれているらしいです。繁盛した繊維問屋さん達によりサロン文化が成り立っていたのでしょう。
建物外観は、窓周りのデザインが各階ごとに異なっており、見入ってしまいます。館内は見学できる日が決まっており、出張ついででは中々見学できずにいますが、贅沢な空間らしいので、是非一度見てみたい建物です。
渡辺節は、京都市下京区にある京都鉄道博物館扇形車庫(梅小路機関車庫)(重文)なども設計しています。
また、人を見る目があったようで、「村野藤吾」や「内藤多仲」(追って、取り上げる予定)を見出した方のようです。