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建築散歩!No.38「安与ビル」~マスターと共に歩む、街歩きを兼ねた建築物の探訪~

建築散歩!No.38「安与ビル」

今回は「明石信道(あかししんどう)」設計の建築を見ていきましょう。JR新宿駅東口のすぐそこにある「安与(やすよ)ビル」(新宿区新宿3-37-11)です。前回の「紀伊國屋書店」で新宿駅東口に来たので立ち寄りました。

八角形の独創的な外観デザインです。入居している「柿傳(京懐石)」さんには寄れませんでしたが、この特徴的な建物をうまく利用しているようです。このお店の内装は、谷口吉郎(追って取り上げます)だそうです。

新宿に御用の方は是非一度眺めてみてください。ライトアップされた夜も、見ものらしいです。

建築散歩!No.38「安与ビル」
建築散歩!No.38「安与ビル」
建築散歩!No.38「安与ビル」
建築散歩!No.38「安与ビル」
建築散歩!No.38「安与ビル」
建築散歩!No.38「安与ビル」
建築散歩!No.38「安与ビル」

建築散歩!No.37「紀伊國屋ビルディング」~マスターと共に歩む、街歩きを兼ねた建築物の探訪~

建築散歩!No.37「紀伊國屋ビルディング」

今回も「前川國男」設計の建築を見ていきましょう。東京都新宿区新宿三丁目の「紀伊國屋ビルディング(書店)」です。

建物や設計者の意図は、写真の中の説明書きをご参照ください。説明書きにもあるとおり、皆様の中でも待ち合わせ場所に使われたことがある方がおられることでしょう。

前川國男は、東大卒業後、ル・コルビュジエの事務所で働いた後、アントニン・レーモンドの事務所でも働いています。日本のモダニズム建築の旗手ともいわれているようで、全国各地に会館、美術館、県庁舎など、多くの公共建築を設計しています。東京・港区鳥居坂に建つ「国際文化会館」では坂倉準三、吉村順三と共同設計しています。

また、東京・丸の内にある東京海上ビルディング(赤茶色のビル)の設計もしています。当時は丸の内一の高さを誇っていたビルで、皇居を見下ろすとして議論にもなったそうですが、今では周りの超高層ビルの中に取り囲まれている感じです。

建築散歩!No.37「紀伊國屋ビルディング」
建築散歩!No.37「紀伊國屋ビルディング」
建築散歩!No.37「紀伊國屋ビルディング」
建築散歩!No.37「紀伊國屋ビルディング」
建築散歩!No.37「紀伊國屋ビルディング」
建築散歩!No.37「紀伊國屋ビルディング」
建築散歩!No.37「紀伊國屋ビルディング」

建築散歩!No.36「東京文化会館」~マスターと共に歩む、街歩きを兼ねた建築物の探訪~

建築散歩!No.36「東京文化会館」

今回からは「前川國男(まえかわくにお)」設計の建築を見ていきましょう。東京都台東区、JR「上野」駅の公園口の前にある「東京文化会館」です。

前川國男は、No.3でも書いたとおり、「ル・コルビュジエ」に師事した建築家です。東京文化会館の建物デザインからは、その特徴である装飾を配した外観やピロティ風の作りが透けて見えます。しかも、国立西洋美術館の真ん前にあります。

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師匠が巨匠であるとともに、前川事務所の出身者には、世界のタンゲ(丹下健三)がいるということもまた、すごい師弟関係です。

前川圀男の作品も全国に多数ありますが、当センターからすぐ近くにある「国立国会図書館」もその一つです。

建築散歩!No.36「東京文化会館」
建築散歩!No.36「東京文化会館」
建築散歩!No.36「東京文化会館」
建築散歩!No.36「東京文化会館」
建築散歩!No.36「東京文化会館」
建築散歩!No.36「東京文化会館」
建築散歩!No.36「東京文化会館」
建築散歩!No.36「東京文化会館」
建築散歩!No.36「東京文化会館」
建築散歩!No.36「東京文化会館」

建築散歩!No.36「東京文化会館」

建築散歩!No.36「東京文化会館

建築散歩!No.35「自由学園明日館」「自由学園明日館講堂」~マスターと共に歩む、街歩きを兼ねた建築物の探訪~

建築散歩!No.35「自由学園明日館」「自由学園明日館講堂」

今回は大正時代から戦前の昭和期の建築家「遠藤新(えんどうあらた)」設計の建築を見ていきましょう。東京都豊島区、「池袋」駅が最寄りの「自由学園明日館(みょうにちかん)、および明日館講堂」です。

明日館の設計は、かの「フランク・ロイド・ライト」で、弟子の遠藤新が自由学園の創設者に推薦したそうです。明日館講堂は、遠藤新の設計です。

見学当日は晴天でしたが、建物の屋根は日差しを遮るとともに、当たり前ですが雨水の侵入を防ぐ主要な部分です。雨に関連しますが、ものの本によると建築に詳しい方の見るポイントの一つとして、明日館の屋根(庇)の先端には、横樋が見えないように仕込まれていて、デザイン的な注目ポイントらしいです。

建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館」

建築散歩!No.35「自由学園明日館」

建築散歩!No.35「自由学園明日館」
建築散歩!No.35「自由学園明日館講堂」
建築散歩!No.35「自由学園明日館講堂」
建築散歩!No.35「自由学園明日館講堂」
建築散歩!No.35「自由学園明日館講堂」
建築散歩!No.35「自由学園明日館講堂」
建築散歩!No.35「自由学園明日館講堂」
建築散歩!No.35「自由学園明日館講堂」
建築散歩!No.35「自由学園明日館講堂」
建築散歩!No.35「自由学園明日館講堂」

建築散歩!No.34「中部電力MIRAI TOWER」「通天閣」「東京タワー」~マスターと共に歩む、街歩きを兼ねた建築物の探訪~

建築散歩!No.34「中部電力MIRAI TOWER」「通天閣」「東京タワー」

今回は第3世代の建築家「内藤多仲(ないとうたちゅう)」設計の建築を見ていきましょう。名古屋市中区錦3丁目、「栄」駅および「久屋大通」駅の間に建つ「中部電力MIRAI TOWER(旧名古屋テレビ塔)」です。

ここも愛知県不動産コンサルティング協議会・理事会の際に寄り道です。No.28でも触れましたが、「内藤多仲」は日本の「構造設計」の父と呼ばれる設計者で、日本中のタワーの設計を手掛けてきた方であり、さらにタワー以外の様々な建物の構造を作り上げてきた方でもあります。

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タワーでは、大分県別府市別府タワー(旧別府テレビ塔)、大阪市ミナミの通天閣、東京・芝の東京タワー等々、錚々たるものばかりです。建物構造に関しても、RC造(ラーメン構造)の補強に「耐震壁」を提案するなどして、数々の名建築の構造設計を手掛けてきたそうです。

都営大江戸線「若松河田」駅近くに、当人と「木子七郎」設計の「早稲田大学内藤多仲博士記念館(耐震資料館旧内藤博士自邸):大正15年築」(新宿区若松町)があるそうです。

建築散歩!No.34「中部電力MIRAI TOWER」
建築散歩!No.34「中部電力MIRAI TOWER」
建築散歩!No.34「中部電力MIRAI TOWER」
建築散歩!No.34「中部電力MIRAI TOWER」
建築散歩!No.34「中部電力MIRAI TOWER」
建築散歩!No.34「中部電力MIRAI TOWER」
建築散歩!No.34「中部電力MIRAI TOWER」
建築散歩!No.34「通天閣」
建築散歩!No.34「通天閣」

建築散歩!No.34「通天閣」

建築散歩!No.34「通天閣
建築散歩!No.34「東京タワー」
建築散歩!No.34「東京タワー」

建築散歩!No.34「東京タワー」

建築散歩!No.34「東京タワー」

建築散歩!No.33「鶴舞公園」~マスターと共に歩む、街歩きを兼ねた建築物の探訪~

~マスターと共に歩む、街歩きを兼ねた建築物の探訪~

今回は第2世代に戻って、名古屋を代表する建築家「鈴木禎次(すずきていじ)」設計の建築を見ていきましょう。市営地下鉄鶴舞線JR中央本線鶴舞」駅前の「鶴舞公園」(名古屋市昭和区鶴舞一丁目)です。

愛知県不動産コンサルティング協議会・理事会の際に寄り道です。鶴舞公園は、明治末期に名古屋市が初めて設置した和洋折衷の公園です。

同公園内の名古屋市公会堂は、愛知県の専門教育や実務セミナー(自主研修会)の会場としてもよく使われています。昭和初期のコンクリート構造物である同公会堂は、近年、電気化学的補修工法(再アルカリ化工法:中性化したコンクリートアルカリ性を再付与して健全な状態に再生する工法)を用いて長寿命化を図っているそうです。

当日は、あいにくの小雨混じりのお天気でしたので、奥のアジサイや菖蒲のある庭園までは見ずに帰りましたが、バラは中々綺麗でした。各種スポーツ用のグランドなどもある大きな公園です。

鈴木禎次の代表作の一つとして、大阪市浪速区日本橋の「高島屋東別館(旧松坂屋大阪店)」があります。今は高島屋ですが、元々は松坂屋ですので名古屋繋がりだったのでしょうか。次回大阪出張の際には、寄り道してきたいと思います。

建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園」
建築散歩!No.33「鶴舞公園

建築散歩!No.32「麹町ダイビル」~マスターと共に歩む、街歩きを兼ねた建築物の探訪~

建築散歩!No.32「麹町ダイビル」

今回も「村野藤吾」設計の建築を見ていきましょう。東京メトロ有楽町線「麹町」駅が最寄りの「麹町ダイビル」(東京都千代田区麹町)です。上智大学の裏手に位置し、当センターからも歩いて行けます。

エントランスのある正面は間口が狭いものの道路に沿って奥行きはあります。道路に面した敷地内の植栽で外観の全容が撮影できませんでしたが、写真で見るよりは、建物ボリュームはあります。

外壁面のデザインは、中々ほかでは見られない特徴的なものです。1976(昭和51)年築です。

村野藤吾の代表作のとして、日本生命日比谷ビル(日生劇場)、目黒区総合庁舎(旧千代田生命保険相互会社本社)がありますが、まだ見たことがないので機会があれば、また取り上げたいと思います。

建築散歩!No.32「麹町ダイビル」
建築散歩!No.32「麹町ダイビル」
建築散歩!No.32「麹町ダイビル」
建築散歩!No.32「麹町ダイビル」
建築散歩!No.32「麹町ダイビル」
建築散歩!No.32「麹町ダイビル」

建築散歩!No.32「麹町ダイビル」

建築散歩!No.32「麹町ダイビル